平成19年式 A4アバント(8EALT) グレード:2.0アトラクション ダイナミックライン
3代目A4のワゴンタイプとなるのがこのアバント。
2005年から2008年まで生産・販売されてきたモデルで、現在は5代目モデルが販売中となっている。
こちらの福岡県筑紫野市の方が所有されていたアバントは、ワーゲンやアウディの一部の車種でよくあるトラブル「窓落ち」症状が起きている車両でした。
これは構造上の問題なのか、ドア内部のレギュレータが破損してワイヤーが外れてしまい、ドアガラスが上下に正常な動きを取ることが出来なくなるトラブル。
<右の写真はドア内張りを剥いで作業中のもの>
パワーウインドモータを外すと内側にレギュレータが一部見えるのですが、そこから既に絡まったワイヤーが顔をのぞかせていました。
これは本当に良くあるトラブルで、リコールにならないかと思うほどのものです。
このアバントは過走行で車検も切れた状態でした。通常、輸入車の型落ちモデルは相場が一気に下がってしまい、この状況であれば廃車になってしまうものも結構あります。
しかし、このA4アバントは今でも古さを感じさせないデザインで人気があり、中古車市場でもまだまだ高値で取引されています。
引取ったお車はグレードとしては中クラスに相当するものでしたが、高査定として高い評価を受けるグレードは「2.0TFSIクワトロダイナミックライン」「2.0TFSIクワトロSラインパッケージ」等、それに同様の内容で3.2Lモデルのものとなります。
お客様と商談成立後は、筑紫野市からレッカー車を使い搬送。一時抹消の手続きも、福岡陸運局で弊社スタッフが無料にて代行しております。故障現状のままでの買取りとなったので、搬送後は弊社工場にて整備を施し、正常な状態に戻して中古販売車として取扱われていきます。