平成8年式 シーマ（FHY33） グレード：30LV 車検：平成29年11月、走行距離76,000km
日産の高級セダンとして位置づけられていたのがこの『シーマ。』
初代モデルが1988年にデビュー。
富裕層の方しか手が出ないような価格でしたが、非常に人気があり売れ行き好調だったそうです。
日産はこの他にも、セドリックやグロリアを高級セダンとしての位置づけをしていましたが、このシーマは更にその上をいくハイクラスのセダンでした。
今回、福岡県朝倉郡筑前町の方が所有されていたシーマは3代目モデル。
このモデルは重量感ある造りで、高級セダンとしての雰囲気を醸し出し、やはり人気を得ていました。新車車体販売価格は500万〜600万程となる代物でした。
しかし、やはり時代の流れとともに需要も低くなり、一部グレードとオプション装備、走行距離によって車輌価値は付きますが、それ以外のものはほぼ廃車扱いとなってしまいます。
高評価の付くポイントとしては⇒本革シート、サンルーフ、走行距離が6万km前後、後期型、グレード「4.1LX VIP」「4.1LV VIP」などに該当するかどうかが決め手となります。
この廃車として引取りになってしまったシーマは3.0L仕様のもので、サンルーフに本革シートも装備されていませんでした。
オーナーさんが非常に綺麗にメンテナンスされていたのがわかるほどで、外装&内装は低年式車とは思えない状態。
先日、福岡市中央区で廃車にされた方からのご紹介という事もあり、少しでも好条件で買取りとなればと査定訪問したのですが、廃車としての引取りになってしまいました。
廃車としての引取りでしたが、「地金としての評価＋重量税＋自賠責の還付」なども含めて、お客様の希望値以上で買取りさせていただきました。
後日、お客様はお仕事で立ち会えないという事で、スタッフが事前に段取りをして朝倉郡筑前町まで車輌の引取り。書類は所有権が付いており、「信販会社」が所有者に記載されていたので、所有権解除をして手続きを進める流れとなります。
シーマは現在、5代目がハイブリッドとして生産・販売されていますが、4代目以降からのものであれば充分中古車として高価買取りが見込めます。
4代目であれば「450VIP」あたりが最も高価買取に繋がるグレードとなります。