平成15年式 ダイハツ・ムーヴカスタム(L150S) ノンターボ AT仕様。
ムーヴの3代目にあたるのがこちらのL150S。
販売当初から非常に人気があり、いまなお現役で走っているところを街中で見かけます。
初年度登録から10年以上経過し、走行距離も11万kmを超えておりました。
メンテナンスをしっかり行っていれば、最近のクルマはこれくらいでもまだまだ走り込めるんですが、こちらのお客様は肝心のオイルの管理を怠っていたそうです。
その為、エンジンの循環がしっかり行われておらず、エンジン部品の焼きつき(メタル流れ)が起きてしまったようです。
こうなると、エンジンのオーバーホールかエンジン載せ換えの手段となってしまいます。どちらにせよ、高額な修理となる事から廃車としての処分になりました。
引取りは福岡市城南区。城南区は住宅が混み合って道幅も狭い所が多いのですが、幸いな事に広いスペースでの引取りが可能でした。
レッカー車で牽引しての引取りとなりましたが、スムーズに終了。(約10分程)
弊社では現地での引取りとある場合、スタッフが事前に周辺状況の確認や車輌の確認をさせていただいております。
(状況によっては時間を要したり、人員を増やしての引取りとなる場合がありますが、こうした作業でも無料対応です。)
エンジンルームを観ただけでは特に問題なさそうでしたが、エンジンをかけるとかなりの金属音が響いていました。
こうして引取りされたムーヴは、主に外装はリサイクル部品として利用されます。
エンジン・ミッション系も使える場合は取り外されますが、今回はエンジンの再利用は困難なのでこのままスクラップとなるでしょう。
この引取りしたムーヴは【カスタムモデル】でしたので、状態が良ければ車両としての買取りも可能でした。しかし、エンジンの状態・年式・走行距離、そして修理に要するコストを考慮して、割に合わないという判断になった為廃車になりました。
3代目モデルのムーヴくらいまでは、エンジンの状態が悪いと殆どが廃車となります。
しかし、それ以降の4代目からは需要も高く、車両自体高値で取引されるので車両としての買取りも可能です。