平成12年式 エブリイ(DA52V) グレード:ジョイポップターボ MT仕様。エンジントラブル
筑紫野市の指定先で待ち合わせをして、引取りすることとなったエブリイ・ジョイポップターボ。
年式は平成12年になり、引取りするまで現役で使用されていました。
今回廃車にしようとした理由は、次の車に乗り換える為でした。
お仕事でも使用されており移動距離がかなりの範囲になるそうで、安全・安心も兼ねて新しい車に乗り換る事にしたそうです。
現地で車両の走行距離を確認すると、186,000kmとなっていました・・・。正直、軽自動車でここまでエンジンがもつのかと感心しました。
しかし、エンジンをかけた際に気になる点が、即発覚しました・・・。
アイドリング時もちょっと出ていたのですが、アクセルを煽ると・・・物凄い勢いで白煙が吐き出されていました!!!
これはいわゆる「オイル上がり」というエンジントラブルです。
シリンダ内で激しく上下するピストンには、ピストンリングというパーツが装着されています。
長い年月使い込まれていくと、このピストンリングとシリンダの間には、金属摩耗により異常なクリアランスが出来てしまいます。その隙間からオイルが必要以上に掻きだされてしまい、燃焼室でガソリンと一緒に燃えてしまうのです。その結果、白煙が発生してしまうという症状です。
お客様は気にせずに乗られていたようですが、この症状が出ているという事はオイルの量が減っているという事となります。
オイルレベルゲージを確認すると・・・・ゲージに僅かなオイルが付着する程度となっていました。
筑紫野市からビーファインのある粕屋町までは車で30分程。
これくらいの距離ならなんとか自走でも引取りが可能と判断し、そのままスタッフが運転しての廃車引取りとなりました。
しかし帰りの道中で後ろをミラー越しにみると・・・モクモクと白煙が出ていて、不安を抱きながらの引取りとなってしまいました。
このエブリイはその後、このままスクラップとなっていきます。
年式も古く、外装等の状態もあまり良くなかった事もあり、パーツ取りされることなく新たな鉄資源として再利用されていきます。
エンジンもトラブルのある内容ですので、再利用されることにはなりません。
今回、パーツ需要はなく完全なスクラップとなってしまうエブリイでしたが、もちろん地金価値を付けて買取りをしております。
ビーファインでは、箱バン系の車両はメーカーに限らず中古車としての需要が高い為、多少走行距離が延びていたり外装・内装にダメージがあっても、廃車ではなく中古車扱いで買取りを進めております。
このエブリイに関してはエンジントラブルが重症だった為、廃車扱いとなってしまいましたが、ぜひエブリイやハイゼット、ミニキャブやアクティ、バモスなどを手放そうとご検討中の方は、弊社へお問合わせ下さい。