リサイクル券とは、リサイクル預託金を支払った時に発行される用紙になります。
車検証よりも若干小さめのサイズで、多くの方は車検証と一緒に保管されているかと思います。
ではこのリサイクル券、どういう意味があって発行されるのかというと、これはその車両を廃車＝スクラップにする際にかかる廃棄処分代をきちんと預託しているという証明書となります。
車を廃車にする時、単純にプレスで押しつぶして終了という訳ではありません。
最終的には鉄の塊となり、新たな鉄資源として有効活用されていくのですが、それまでに様々な工程を経て処理されていきます。
1 シュレッダーダスト料金：鉄やその他の金属類を取り除いた後に残る廃棄物の処理に掛かる費用。
2 エアバッグ類料金：エアバッグを適正に処理するために掛かる費用。
3 フロン類料金：エアコンの中に充填されているフロンガスの適正な処理にかかる費用。
4 情報管理・資金管理料金：リサイクル料金の管理、廃車の引取・引渡しの管理に必要な費用。
以上の様な内容をまとめたものがリサイクル料金となります。
では、これはいつ支払っていたものか？というと、2005年（平成17年）1月1日に自動車リサイクル法が施行され、そこからこのシステムが導入されました。
現在では新車購入時に、このリサイクル料金も一緒に支払う事になっています。
ですが、2005年までに既に登録済み車両においては、2005年〜2008年の間の車検時に支払う事になっていました。
その為、稀にこの2005年から2008年の間に一時抹消中や車検を受けていなかった車両においては、リサイクル料金が未預託となっているケースがあります。
この場合、廃車をする時に引取業者に必ずリサイクル料金を支払う必要があります。
リサイクル料金が未預託のままですと、車両は解体されず永久抹消手続きも進行出来なくなってしまいます。
このリサイクル料金がきちんと預託されている時に発行されるリサイクル券ですが、たまに紛失ししてしまって不明の方がいらっしゃいます。
そういう場合でもご心配要りません。リサイクル券の原本がなくなっても、車検証の情報で状況を確認することが出来ます。
そこで預託状況が確認でき、預託済みとなっていれば別途支払いをする必要はありません。
廃車・買取Be Fineでは、必ず書類の受取りの際リサイクル状況を確認させていただいております。
未預託の場合は、リサイクル料金がいくら掛かるのかお調べする事も可能です。
廃車の手続きの事でご不明な事があれば、お気軽にお問合わせ下さい。専門のスタッフがしっかり対応させていただきます。